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徳之島では一般に「ケムン」これは物の怪の意味
漢字にすると化物でしょうか、
「ぼうじがみ」 漢字にすると坊主神等と言われており、
大島本島では「ケンムン」と発音するようです。
どちらにしてもカタカナでは若干ニュアンスが違いますが、
外見は一般的な河童の印象と殆ど同じです。
子供位の大きさでおかっぱ頭に相撲を取るのが好き、
天城町兼久出身のインバナリさんの証言
@私が中学1年生の頃(多分)、夜半に粗末な我が家(実家)の板戸の破れた穴から家の中に入って来ようとした
奇妙な生き物を見て固まってしまった事があります
それは非常に変わった猫で(猫だと思った)赤味が強い赤茶色の毛色で、なんとオカッパ頭でした、
板戸の破れた穴が小さく頭と片足が入っただけで少し時間がかかったので、
私はそのモノを家の中に入れてはいけないと思いビビリながら足で畳を蹴って音を立てシッシッと追い払ったが、
そのモノの目はとても怖かった。
私の変な行動を見た母親がどうした?と声をかけてきたので先程の奇妙な猫の事を話すと
「キムンではないか?」とそのモノの様子を根掘り葉掘り聞いてきたが
私はどういう訳か、猫だと言い張った(タテガミのあるライオンもネコ科だし、オカッパ頭の猫が居る・・・と思い込んでしまった)
生物的な・・・というのは、そのモノが破れ穴から入って来る時に外でウーッと低い唸り声を出して入ってきた事と、
追い出したときに片足や頭部が戸に当って音を立てたので霊的とは言えないと思います。
A年齢的には@と同じかその前後だと思いますが、夜釣りの好きな父親に連れられて千間海岸の海で夜釣りをした晩の事。
当時は好きでもない釣りだし眠さを堪えての夜釣りであり嫌々竿を出しているだけだったので、
眠いなら浜で焚き火して寝て待っていろと言われて浜で焚き火をしていた時のことです。
私の焚き火から7〜80M程離れた浜でも焚き火をしている人がいました、
ところが焚き火を囲んでいるのは5〜6人ほどの小さな子供達で大人の姿はどこにも
見当たりません、岸の方を見ると時折餌を付け替えるために陸側に向いて懐中電灯を照らして
手元を見る父親の明り以外には千間の海岸に灯りが見えず
子供達の保護者は多分隣の海岸にでも行ったのだろうと思っていました。
こちらから見える焚き火の子供達は火のついた木を振り回したりして何だかとても楽しそうでしたが、
彼らからもこちらの焚き火が見えているはずなのに誰も此方に
遊びに来る様子も無いので私も無視していました。
暫くして向こうの焚き火が消えて子供達の気配も無くなり何時帰ったのか気がつきませんでした、
やっと竿をたたんで戻ってきた父親に別の釣りのグループも来てい た事を話すと、
父親は誰にも会わなかったし他に灯りも見ないと言うので浜の焚き火の事を話すと、
見えたのは私の焚き火だけだったと言うので先程の子供達の焚き火の場所に一緒にゆくと、
そこには焚き火の形跡さえもなく星明りの浜で私は呆然としてしまった。

別に眠りこけていた訳でもなく、焚き火の番をしながら起きていてもう一つの焚き火の廻りでハシャグ子供達を見て
何処の誰だろうと?目を凝らして見ていたのに跡形も無い・・・・私は本当に訳が分からなかったが父親にはそれ以上何も言えなかった。
霊的な・・・・という場面だと思うが、千間の海は時に怪光が光ったり。
海岸に下りる坂道の途中は三味線・太鼓・手拍子に歌や話し声が聞こえる場所であり
昔からその怪音は有名だった(小・中学生の頃は頻繁に聞こえたが年齢が上がるにつれて聞く機会が少なくなった)
坂道の怪音はキムンとは別だが海岸の怪光はキムン的?現象かと思います。
インバナリさんありがとうございます。
目撃談その一 伊仙町のMさんの体験
伊仙町の田んぼでの出来事
昭和20年七月の頃
稲の収穫作業を終えて皆が広場に集まって来た時
夏の日はすっかり暮れ辺りは薄暗くなって来た。
すると遠くの井ノ川岳で三本の松明が青白く燃えているのが見えてきた。
一人の男がその松明に向って「こっちへ来い、相撲をとろう!」と言った。
すると松明が交互にくるくる廻りながら、段々近づき、
その数はなんと何百になっていた。やがて、広場に来ると、
「では相手になってやろう」とケムンは人間に迫ってきた。
農家の人達は恐ろしさのあまり、積んであった藁の山から手に手に藁をつかみ
投げつけた、しかしケムンは一向に逃げない。
かえってその数が増し勢力は強くなる一方であった。
そんな中一人の男が藁で綱をないそれでケムンを叩こうとした。
するとたちまち光は消えケムンはいなくなったと言う、

私もお婆さんから、ケムンに遭ったら綱をないそれで叩けと
言われたことがあります。話に出てくる井ノ川岳は左の
山の事です。
何かUFOの遭遇事件と似ているのですが、
エイリアンに藁の縄が利くとも思えないし、不思議な話です。
ケムンは霊的な物なのでしょうか?
井之川岳
目撃談その二
今から30年位前の話、
ある雨の晩、午後9時ごろSさんが,仕事からの帰り、
自分の家の門の角で迷い出した。
どうしても家の中に入れず夜通し家の周囲をぐるぐる回るだけ
だった。仕方がないので,浜辺に行く事にした、
振り返ると、ランプの光のようなほの暗くケンムンが見えた。
仕方がないので、
浜辺で夜を明かし家へ帰った。
よくどんなに酔っぱらってもちゃんと家には帰っていると言う話を聞きますが、
ケムンに取り付かれると家に帰ることが出来ないようです。
ケンムンは思い悩みの多い時、酒に酔っているとき
迷わされると言われています。
目撃談その三(私のおじの体験)
おじさんが若い頃数人の仲間と飲み歩いて帰路についた所
気が付くと違う道を歩いており
よく見ると「ぼうじがみ」に手を引っ張られて
見たことのない場所に連れて行かれたそうです。
そこは赤や黄色など明かりがあちらこちらに
点いていて大変きれいな場所だたそうです。
朝気が付くと田んぼの真中に寝ていたそうです。
「これは、円盤に連れ去られるアブダクションや
狸や狐に騙されるパターンと似ている感じがします。」
おじさんの奥さん談 多分朝帰りの言い訳よ、
本人はそんな事は無い
「ぼうじがみ」は絶対いると言っていました。
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